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2008年1月31日 (木)

130年前の会津

130年前の1878年(明治11年)、イザベラ・バードというイギリス人女性が会津を訪れました。

彼女は、明治維新から10年という近代日本のあけぼのの時期に、単身(日本人通訳を雇い)で馬を使って東北・北海道を旅しました。
その旅行記は『日本奥地紀行』として刊行され、当時の景観や人々の姿を生き生きと伝えています。

バードは1878年の6月26日に山王峠を越えて会津に入り、田島、大内、高田、坂下をへて、7月1日には車峠を越えて新潟県の津川に至りました。

『日本奥地紀行』に記された、130年前の“イザベラ・バードの会津の旅”に思いを馳せるのに格好の本があります。
『イザベラ・バードの会津紀行』(会津学研究会、2006.3)です。福島県立博物館館長の赤坂憲雄氏と同学芸員の佐々木長生氏が書かれました。

前半の赤坂氏の「イザベラ・バードの会津紀行」では、『日本奥地紀行』の会津の部分を中心とした記述をたどりながら、「バードが見たもの、見なかったもの」について考察しています。
後半の佐々木氏の「イザベラ・バードが見た会津の民俗」は、バードの村々や人々についての記述を糸口に、それぞれの地の歴史や文化を解説したもの。地図や会津学研究会メンバーによるポイントガイドも付されていて、バードの足跡を尋ねる旅の参考になるでしょう。

近く、福島県立博物館(会津若松市、TEL:0242-28-6000)で「イザベラ・バードと『日本奥地紀行』」という講座も開かれます。「木曜の広場 旅人たちの見たふくしま」の第11回です。 
 講 師: 館長 赤坂憲雄 学芸員 佐々木長生
 日 時: 2月7日(木)13:30~15:00
 場 所: 講堂
参加費は無料、申込み不要です。

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コメント

私もイザベラ・バードの本を読みましたが130年前の会津の姿がよく分かりました
戊辰戦争後の会津若松に行ってない事が残念です
そうすれば戦争の悲惨さも記録として残せたはずだと思うのですが同行の方が行かせたくなかったのかもしれませんね

投稿: meguro | 2008年2月 3日 (日) 11時23分

越後への最短コースをとったため、会津若松には寄らなかったとのことです。
赤坂先生は、通訳兼ガイドの伊藤が、会津の戊辰戦争について「あえて触れなかった可能性がある」と記されています。
バードは、日本の近代化には関心があったものの、会津の悲劇にはあまり関心がなかった(まったく知らなかったわけではないでしょう)というのが私の印象です。

投稿: 住人 | 2008年2月 4日 (月) 08時40分

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