« 猪苗代の花 | トップページ | 白虎隊の日 »

2008年8月21日 (木)

明治浪漫と大正風雅

猪苗代湖北西の長浜の背後に広がる丘陵地の木立の中に、明治の香りを伝える洋風建築「天鏡閣」と、大正時代に和風建築の粋を集めて建てられた「旧高松宮翁島別邸(福島県迎賓館)」が佇んでいます。いずれも国指定重要文化財です。

きょう8月21日は「福島県民の日」(明治9年8月21日に旧福島県、磐前県、若松県の3県が合併して現福島県の形ができた)で、天鏡閣の無料開放と迎賓館の特別公開が行われました。

Tenkyoukaku0808a
天鏡閣は、明治41(1908)年8月竣工ですから、ちょうど100周年になります。
前年、東北旅行でこの地を訪れた有栖川宮威仁親王が、その風景の美しさに感動し、別邸を建築することになったそうです。新築間もない9月に訪れた皇太子嘉仁親王(後の大正天皇)が、李白の句「明湖落天鏡」にちなんで「天鏡閣」と命名されました。

昭和27年に別邸を引き継がれていた高松宮宣仁親王から福島県に下賜され、昭和54年には国の重要文化財に指定され、修復工事をへて昭和57年から一般公開されています(通常は大人350円)。

Tenkyoukaku0808b
1階は食堂、客間、撞球室などの接客の場、2階は寝室、居間などのプライベートな場となっており、それぞれの部屋ごとに意匠がこらされています。(写真は客間)

天鏡閣についての詳細は、福島県観光物産交流協会 総務部ホームページ内の「天鏡閣」をご覧ください。

迎賓館(旧高松宮翁島別邸)は、大正11(1922)年に高松宮宣仁親王が有栖川宮親王妃慰子殿下の保養のために建設した、木造平屋の純日本風の建物です。
昭和27年に天鏡閣と共に高松宮宣仁親王から福島県に下賜され、県の迎賓館として使われてきました。
現在、通常は庭園のみ公開されており(5月1日~11月3日)、期間限定で特別公開が実施されます。

Geihinkan0808a
建物は居間棟、玄関棟、台所棟の3つから成っています。(写真は玄関棟)

Geihinkan0808b
Geihinkan0808c
特別公開では、国民宿舎翁島荘の方が、詳しく、楽しく、説明してくださいました。
来客用の「松の間」(写真上)、内居間としての「梅の間」(写真下)は、書院作りの「真の座敷」という格式高いものとのこと。

Geihinkan0808d
「竹の間」は茶室です。

大正時代の建築ですが、総体に江戸時代の上層貴族や上層武士の住宅の姿を伝えているそうです。
貴重な銘木をふんだんに用い、造作にも技術の粋が尽くされています。

迎賓館についての詳細は、福島県観光物産交流協会 総務部ホームページ内の「福島県迎賓館」をご覧ください。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 旅行ブログ 国内旅行へにほんブログ村 地域生活ブログ 福島情報へ

|

« 猪苗代の花 | トップページ | 白虎隊の日 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

天鏡閣は初めて母親と会津を訪ねた時に見た思い出の場所で、母親が“会津というと野口記念館の英世の生家や大内宿のような建物のイメージしかない中でこんな洋館があるんだね”と感激した場所でした。眺めもよく晴れた日で絶好のビュースポットでした。

投稿: F | 2008年8月23日 (土) 16時32分

天鏡閣は思い出の場所なのですね。
この日は雨で、白亜の洋館の輝きはもうひとつでした。
建物内部は初めて拝見しました。

投稿: 住人 | 2008年8月24日 (日) 11時52分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/206851/42233076

この記事へのトラックバック一覧です: 明治浪漫と大正風雅:

« 猪苗代の花 | トップページ | 白虎隊の日 »