一足早く彼岸獅子
昨日は喜多方市関柴町の公民館で「郷土歴史講演と彼岸獅子舞の鑑賞」という催しがありました。
第1部は若林繁先生(福島県立博物館専門委員)の講演「福聚寺の観音菩薩と慧日寺の徳一大師」でした。
福聚寺は地元の小さな寺で、『新編会津風土記』には慧日寺の末山だとの記載があります。この寺の銅造聖観音菩薩立像(県指定重要文化財)は、会津で最も古い白鳳期の仏像だそうです。この仏像は十数年前に慧日寺の白銅三鈷杵(国指定重要文化財)と一緒に盗難にあい、2年ほど前に戻ってきたのですが、その時のいきさつ(直接かかわられた)もお聞きすることができました。
慧日寺を開いた徳一(とくいつ)や勝常寺の薬師如来(日光・月光菩薩と共に国宝)をはじめとする仏像群の話を中心に、仏教や仏像が会津にどのように伝わってきたのかというお話でした。
第2部は「下柴彼岸獅子舞の鑑賞」でした。
喜多方市関柴町の下柴地区に伝承されている彼岸獅子舞は、会津の彼岸獅子の中でも最も古い歴史をもち(江戸時代初めから?)、福島県の重要無形民俗文化財に指定されています。
この日の3人の獅子は、いずれも下柴生まれではないとのこと。新住民も一緒になって伝承の取り組みがなされています。
「幣舞」は、幣舞小僧が登場して獅子と共に踊ります。この舞は下柴だけのものだそうです。
最後は「弓舞」。歌が入るのですが、他人に覚えられないように不明瞭にうたうのがミソなのです。
会津に春を告げる彼岸獅子を、一足早く(2ヵ月ほど早いですが)楽しませていただきました。
保存団体の下柴獅子団は、立派なホームページ「下柴彼岸獅子舞」をお持ちです。演舞情報のページによると、2月22日(日)の喜多方冬まつり・郷土フェステバル「喜多方の四季祭」でも演舞があるようです。
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