第10回を迎える厩嶽山祭り
磐梯山の西方、雄国山塊の東方に、会津地方の馬頭観音信仰の中心であった厩嶽山(うまやさん)があります。山頂近くの観音堂は、行基が馬頭観音を刻んで安置したと伝えられています。古くから農耕馬の安全と豊作を願って登拝されてきました。旧暦6月16日・17日の祭礼は、会津一円からの参拝者と馬で賑わったそうです。
農業の機械化が進んで馬もほとんど姿を消し、この祭礼も途絶えてしまいましたが、平成12年に復活して今年が第10回。6月21日(日)に行われます。(麓の5つの集落で実行委員会を構成しており、私の住む更科団地も参加している。)
スパアルツおおるり北側駐車場で午前8時から開会式、登山口の榮川酒造(株)前までシャトルバスで送迎します。
観音堂では、「笹餅」、「お神酒」の振る舞い、「スパアルツおおるり温泉割引券」の配布などがあります。
詳しくは磐梯町HP内の「第10回厩嶽山祭り」をご覧ください。チラシ(pdfファイル)のダウンロードもできます。
今年の厩嶽山祭りは厩嶽山の山開きも兼ねています。
馬頭観音堂への参道には、西国三十三観音めぐりの石仏が並んでいて、趣きを添えています。
観音堂から20分ほどの山頂(標高1,261m)は、東に磐梯山、南東に猪苗代湖、南西に会津盆地、北西に雄国沼・飯豊連峰と、360度の大展望です。
(更科団地からの今朝の厩嶽山)
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コメント
厩嶽山のお祭り懐かしいです。昔、田植え時期には馬での馬耕、代掻きや馬に荷車(馬車)を引かしていろいろな農作物を運搬したり、またあまり余暇のない当時裸馬に乗り古里の野山を駆け巡ったものす。馬との縁は切ろうと思っても切れないです。馬と過ごした少年時代..."古里は遠きに在りて思うもの”とはこの事ですね。その内、古里磐梯町に帰り昔の郷土歳時記を心往くまで満喫したいです、住人さん。古里発信ありがとうございます。
投稿: f. sato | 2009年6月11日 (木) 09時54分
「馬と過ごした少年時代」ですか。
今は“遠きに在りて思う古里”。古里に帰られたなら、(変化も大きいとは思いますが)懐かしいものがいっぱいでしょうね。
投稿: 住人 | 2009年6月11日 (木) 11時41分