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2010年8月 8日 (日)

地域の宝を活かす

8月7日(土)午後2時から、南会津町の大桃地区(旧伊南村)で開催された「大桃夢舞台」。会場の「大桃の舞台」(明治28年に再建)は国の重要有形民俗文化財に指定されています。
江戸幕府の直轄地「南山御蔵入」であった南会津地方では農村歌舞伎が盛んで、明治時代には常設の舞台が37ヶ所、座が35ヶ所を数えたといいます。
同じく舞台が国の指定を受けている檜枝岐村では「檜枝岐歌舞伎」が今も継承されていますが、大桃では残念ながら途絶えてしまいました。
この立派な舞台を地域おこしに活用しようと始まったのが「大桃夢舞台」。今年が第4回だそうです。

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幕開けは「小塩の神楽」。文政10年(1827年)から小塩地区(旧伊南村)に受け継がれているものです。

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次は「青柳の笠踊り」。青柳地区(旧伊南村)で戦前から20年ほど前まで演じられてきた八木節笠踊りを3年ほど前に復活したとのこと。

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3番目は「水引十人芸」。水引地区(旧舘岩村)は茅葺き曲家の里として脚光を浴びていますね。服装に工夫を凝らした10人が「カンカラカンのカンマイダ」という歌の文句に合わせて踊ります。山形県から山仕事の出稼ぎに来た方の面白い踊りが元になっているそうです。最後に勢揃いした10人が客席へオヒネリ(?)を。

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4番目は南会津高校生による「南郷の早乙女踊り」。豊作を願う小正月の行事として、旧南郷村の4つの地区で踊り継がれています(福島県の重要無形民俗文化財)が、南会津高校の郷土芸能委員会では山口地区の早乙女踊りを伝承しています。

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しばしの休憩をはさんでフィナーレは、田島祇園祭子供歌舞伎の「南山義民の碑(いしぶみ)喜四郎子別れの段」(田島祇園祭での子供歌舞伎については2008年7月23日の記事をご覧ください)。約280年前の「南山御蔵入」での実話を題材にした涙を誘う物語です。農民の窮状を直訴するため江戸に向かう喜四郎は、累が及ぶのを避けるため、母に悪態をついて勘当を受け、妻を離縁。村はずれで幼い子と悲痛な別れをします。

地域の貴重な宝である「大桃の舞台」で、それぞれの地区の“地域の宝”を持ち寄って繰り広げられる「夢舞台」なのでした。

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