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2011年10月

2011年10月26日 (水)

里芋の収穫

霜が心配な季節になってきたので、町内赤枝地区で借りている畑で里芋を掘ってきました。
赤枝地区は放射線量が磐梯町内でも比較的高く、9月に役場から借りた測定器でこの畑の空間放射線量を測ったら、地上10cmでは0.401~0.533μSv/hということで(9月7日の記事)少々不安がありました。
モニタリング調査で里芋は磐梯町でも周辺市町村でも検出されずということだし(個人で作物の検査をするのは難しい)、わが家(老夫婦のみ)用としては食べることにします。

Satoimo1110a
今年は大きく育ちませんでした。
Satoimo1110b
芋も小さく数も少ない。

Satoimo1110c
家に持ち帰って広げて乾燥。

こんなでもやっぱり“うれしい収穫”。老夫婦で芋煮会でもしましょう。

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2011年10月19日 (水)

紅葉三昧

「がんばろう ふくしま!」ということで、磐梯・吾妻の3つの観光有料道路が無料開放されています(11月15日まで)。
これを利用させてもらって、紅葉を楽しんできました。

まずは「磐梯吾妻スカイライン」。
Kouyou1110a
一番の紅葉名所といえば、ここ不動沢橋でしょう。
Kouyou1110b
橋から見下ろすつばくろ谷。

次なる「磐梯吾妻レークライン」では、やはり中津川渓谷ということに。
Kouyou1110c
橋から上流方向を。
Kouyou1110d
下流方向を。

「磐梯山ゴールドライン」では、
Kouyou1110e
裏磐梯側のこがね平からは磐梯山の荒々しい火口壁が…。
Kouyou1110f
表側は柔和な磐梯山。右下に滑滝が見えています。

磐梯・吾妻の3つの観光有料道路で“紅葉三昧”、あるいは“紅葉三味”。

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2011年10月11日 (火)

福島原発事故発生から…

福島原発事故発生から半年過ぎ、さらに1ヵ月が過ぎて7ヵ月となりました。
「原子力ムラ住民」たちの動きが活発化してきていますが、負けてはいけない、これからが正念場。

《原発事故に関する書籍》のリストに追加しました。今回は次の11冊。

池内了著『娘と話す 原発ってなに?』(現代企画室,2011.10) 税込1260円
[内容]
まず正しく知ってから、どうすればいいか考えよう。
「原子力のなにが問題なの?危険だったらどうしてやめないの?」
エネルギーの問題は、私たちの生活や文明のあり方に直結している。
原子核からエネルギーを取りだす仕組み、原子核反応と化学反応の違い、放射能とはなにか、原子力発電が抱える問題点などを、物理学者の視点からわかりやすく解説。エネルギー問題の根本にはなにがあるのか。これからの科学や技術がになっていく役割はなにか。当代きっての科学の語り部が、これからを生きる世代におくる一冊。

原子力安全・廃絶研究会/編『Q&Aで一気にわかる 脱原発の教科書』(洋泉社,2011.10) 税込1470円
[目次]
第1章 なぜ原発をやめたほうがいいのか(そもそも原発とは何か?;いま福島で何が起きているか? ほか);第2章 原発をめぐるこれだけのウソ(「原発は安い」は本当か?;原発は環境にやさしいか? ほか);第3章 原発停止で「企業が海外に逃げる」は本当なのか(原発を止めると電力が足りなくなる?;電気料金が上がると「企業が海外に逃げる」は本当なのか? ほか);第4章 自然エネルギーによる原発代替は可能なのか(日本に再生可能エネルギーはどれくらい導入できる?;地熱発電はどんな仕組み? ほか);第5章 さらば原子力発電(高効率で注目されている「コジェネ」とは?;欧州で注目のHVDCとは? ほか)

小出裕章/著 黒部信一/著『原発・放射能 子どもが危ない』(文春新書)(文藝春秋,2011.9) 税込798円
[目次]
第1章 何があっても子どもたちを守らなくてはいけない;第2章 子どもと放射能の基礎知識;第3章 子どもたちが置かれた被曝状況;第4章 子どもたちの健康被害;第5章 子どもと放射能のQ&A;第6章 弱い人たちを犠牲にする原発というシステム;終章 原子力を終わらせるということ

小出裕章著『知りたくないけれど、知っておかねばならない 原発の真実』(幻冬舎,2011.9) 税込1000円
[目次]
1 震災直後からメルトダウンしていた(福島第一原発では今、何が起きている?;なぜ40キロ離れた飯舘村の土壌に1600倍ものセシウムが?;都民の水道水から基準を超える放射能が… ほか);2 放射能と共存しながら生きる(被曝量100ミリシーベルト超はガンの確率をどのくらい上げる?;「魚には蓄積しない」水産庁発表はダテラメ?;気にすべきは1時間当たりの放射線量ではなく、積算線量? ほか);3 それでも原子力発電、必要ですか?(低いレベルでも長い時間放射線を浴びたら危険?;汚染物の最終処分地には福島が狙われる?;安全安心な原発はつくることができるのか? ほか)

児玉龍彦著『内部被曝の真実』(幻冬舎新書)(幻冬舎,2011.9) 税込756円
[目次]
第1部 7・27衆議院厚生労働委員会・全発言(私は国に満身の怒りを表明します;子どもと妊婦を被曝から守れ―質疑応答);第2部 疑問と批判に答える(データが足りないときこそ予測が大事;線量を議論しても意味がないのはなぜか ほか);第3部 チェルノブイリ原発事故から甲状腺がんの発症を学ぶ―エビデンス探索20年の歴史と教訓(チェルノブイリ原発事故による健康被害の実態;小児甲状腺がんの増加の原因をめぐる論争 ほか);第4部 “チェルノブイリ膀胱炎”―長期のセシウム137低線量被曝の危険性(深刻化するセシウム137の汚染;1940年代以前には地球に存在しなかったセシウム137 ほか);おわりに 私はなぜ国会に行ったか(委員会出席への依頼、そしてためらい;大津波は本当に「想定外」だったのか ほか)

桜井淳著『原発裁判』(潮出版社,2011.10) 税込1260円
[目次]
第1章 福島第一原発事故の歴史的意味(マンハッタン計画と原子力発電のスタート;機能性と危険性―軽水炉は諸刃の剣 ほか);第2章 軽水炉の安全審査指針と安全審査の虚構(原子力委員会と原子力安全委員会の誕生;活断層の真上に建設された柏崎刈羽原発 ほか);第3章 原発訴訟の論点と判決の根拠(日本で起こされた約二〇件の原発訴訟;原発訴訟は住民側がすべて敗訴 ほか);第4章 機能喪失した司法の客観性(日本の司法制度は「三権分立」である;津波被害を想定していない米国の軽水炉 ほか);第5章 改めて運転差し止め訴訟の現実(安全性と経済性の危ういバランス;「一〇〇〇万分の一」の大事故は「想定外」 ほか)

澤田哲生/監修『徹底図解福島原発の真実』(双葉社スーパームック)(双葉社,2011.10) 税込880円
[内容]
ニュートラルにさまざまな研究や数値を検証し、わかりやすいCGや図解、表で現在の原発と放射能問題を解説していく。

武田邦彦著『全国原発危険地帯マップ』(日本文芸社,2011.10) 税込1365円
[要旨]
全国54基のこれまでの事故記録、耐震度、津波対策を検証。
[目次]
第1章 全国の原発と、その周辺地域の危険度を検証する(福島第一原子力発電所;福島第二原子力発電所;泊発電所;東通原子力発電所;女川原子力発電所 ほか);第2章 いざというとき、何を信用すればいいのか(誰が原発の安全性を保障するのか;ストレステストで安全が保障されるのか;化学工場と原子力施設の安全対策の違い;イザというときの原発作業員の心構えが住民を救う;原発が爆発したら「遠くに逃げろ」の大きな間違い ほか)

武田邦彦著『2015年放射能クライシス』(小学館,2011.10) 税込1260円
[目次]
第1章 日本を襲う4年後の危機(2歳の子供が急性リンパ性白血病と診断された;「信頼」を失い、崖っぷちに立つ日本 ほか);第2章 生活、社会、経済に忍び寄る2015年危機(牛乳、米、牛肉、キノコ…広がり続ける汚染の恐怖;今のままでは4年後は和牛を食べられなくなっている!? ほか);第3章 原発と電力が抱える4年後の危機(4年後、原発は再開できなくなる;ストレステストは本気でやれば全原発が不合格になる ほか);第4章 2015年クライシスを乗り越える生き方(いかがわしい中に真実がある;「情報のだだ漏れ」が既存体制を崩壊させる ほか)

舘野淳著『廃炉時代が始まった この原発はいらない』(リーダーズノート新書)(リーダーズノート,2011.9) 税込966円
[目次]
第1章 ハイリスク=テクノロジーとしての原子力発電(茨城県東海村核燃料製造施設ジェー・シー・オー(JCO)臨界事故の恐怖;なぜ日本の原発は増えるのか ほか);第2章 原発を点検する(原発の安全性は;欠陥と老朽化が目立つ初期原発―東京電力福島第一原子力発電所 ほか);第3章 動燃事故で崩壊した日本の核燃料サイクル政策(再処理工場=「放射能化学工場」の困難さ;プルトニウムは天与の資源か邪魔者か ほか);第4章 非民主的体質を生んだ原子力開発史(原子力導入のいきさつ;激しい論争と拡大路線 ほか)

長谷川公一著『脱原子力社会へ 電力をグリーン化する』(岩波新書)(岩波書店,2011.9) 税込840円
[目次]
第1章 なぜ原子力発電は止まらないのか(福島第一原発事故の教訓;なぜ原発建設は続いてきたのか;札束と権力―原子力施設受容のメカニズム;原発推進路線の袋小路);第2章 「グリーン化」は二一世紀の合い言葉(原子力離れと電力のグリーン化;サクラメント電力公社の再生が意味するもの;地球温暖化と「原子力ルネサンス」;電力をグリーン化するために);第3章 地域からの新しい声(巻原発住民投票の背景と帰結;再生可能エネルギーによる地域おこし;市民風車と市民共同発電);第4章 脱原子力社会に向けて(エネルギーとデモクラシー;ドイツはなぜ脱原子力に転換できたのか;日本の選択)

この中で、特にご紹介しておきたいと思うのが
小出裕章/著 黒部信一/著『原発・放射能 子どもが危ない』(文春新書)(文藝春秋,2011.9) 税込798円
です。

40年にわたって原発の危険性を訴え続けてきた小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)と、ベテラン小児科医でチェルノブイリそして福島の子どもの支援に取り組む黒部信一氏の共著。それぞれの専門をふまえて分かりやすく解説しています。

母乳からのヨウ素やセシウムの検出(東京の母親からも)、子どもたちの尿からのセシウムの検出、いわき市他の子どもの甲状腺被曝、農作物や牛肉の汚染、各地で見つかる「ホットスポット」と、放射能汚染の現実は深刻なのに、漂う楽観的雰囲気。(政府・東電は何とか事故を小さく見せようとし、マスコミも原子力学会の多くの専門家たちも「これから始まる悲劇」については語らない)
小出氏は第1章の中で「もし、放射能汚染の現実を知りながら、それでもこれまで通り子育てをするという判断をされたのであれば、私には何も言う権利はありません。しかし、汚染の実態を知らないまま、あるいは知っていても見て見ぬ振りをして子育てをしている父親、母親がいるのであれば、現実を正しく知ってほしいのです。」と呼びかけます。

以下に各章と執筆者を
第1章 何があっても子どもたちを守らなくてはいけない(小出)
第2章 子どもと放射能の基礎知識(黒部)
第3章 子どもたちが置かれた被曝状況(小出)
第4章 子どもたちの健康被害(黒部)
第5章 子どもと放射能のQ&A(黒部、小出)
第6章 弱い人たちを犠牲にする原発というシステム(小出)
終章 原子力を終わらせるということ (小出)

子どもをもつ親に限らず、読んでおきたい本です。


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2011年10月 6日 (木)

とんでもない人たち

国の放射線審議会というのが、平常時の一般住民の被ばく線量限度とされる年1ミリシーベルトを達成することは当面困難と判断、緩和を認める方針なのだという。

被ばく線量、緩和認める 放射線審議会が提言へ - 47NEWS(よんななニュース)

共同通信社の配信で、加盟の地方紙などでも掲載されているようです。福島県の地元紙「福島民報」本日朝刊では1面の肩に5段見出し、記事はさらに続き、放射線審議会についての解説もあります。

「達成困難だから基準を変える」というムチャクチャなことが行われようとしている!!

実はこの審議会は3月には、緊急作業従事者の被ばく線量の限度を100mSvから250mSvに引き上げることを認めたのでした。

公式ホームページ(文部科学省)を見てみました。

放射線審議会は、「放射線障害防止の技術的基準に関する法律(昭和33年5月21日法律第162号)」に基づき、放射線障害の防止に関する技術的基準の斉一を図ることを目的として、文部科学省に設置されている諮問機関です。

とのこと。

関係行政機関の長は、放射線障害の防止に関する技術的基準を定めるときは、放射線審議会に諮問しなければならないこととされています。

ともありますから、行政上のすべての基準を決定する大きな権限を持っている訳です。その審議会がこんなことでは恐ろしい。

どんな人たちが?
委員名簿〉もあります。
私は知らない人ばかりですが、放射線を測定しても本人に情報を開示しなかった放射線医学総合研究所から3人も入っているし、東京電力からも入っています。

何よりも、この人たちのお粗末な議論を読んでみてください。
第115回放射線審議会(2011.8.4)の〈議事録
考えているのは「放射線障害の防止」ではなく「基準の統一」(守れる基準)ばかり。各省庁の官僚たちは責任逃れの発言を繰り返し、委員はちょっとだけ注文をつけて、結局は官僚の思うまま。

この「とんでもない人たち」を何とかしないと、福島は、日本は、“チェルノブイリ以上の悲惨”を招くことになるでしょう。


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