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2012年2月28日 (火)

「デマだ」というNHKディレクターの「デマ」

“南相馬の黒い物質”のその後が気になって《南相馬市 大山こういちのブログ》を訪問してみたら…。

「キログラム当り100万ベクレルを超える放射性セシウム」という“高濃度汚染物質”が各所に(通学路にも)あるのというのに、報道しないNHK。その訳はこんなところに?
まずは南相馬を取材しているというNHKディレクターのブログ記事《不安を煽る「報道ステーション」》から。

(全文はリンクから確認していただくこととして)
取材先のお宅でビデオで見たという「報道ステーション」の報道に対して、
「全体が「誤報」とまでは云わないが、
(一部に事実の取り違え、ないしは不正確な表現がある)
センセーショナルに不安を煽る内容に、
同業者として激しい怒りを禁じえなかった。」と言う。
(続いて番組のあらましを紹介)

「事実を取り違えている」のはこのディレクターではないのか?

「ニュースとしては全く新しいものではない。」と言うが、「108万ベクレル/kgの放射性物質が検出された」というのがニュースでないのか?
(ホットスポットの存在は自分も伝えてきたとして、「出し遅れの証文」と「報道ステーション」をけなしている。)

ここまではともかく、ここからの展開が驚くばかり。

「プルトニウムが検出かれたので避難するように」と告げる人物の騒ぎ を
プルトニウム検出を主張するのは「フクシマの命と未来を放射能から守る会」 と直結させ、
会に問い合わせた住民の話(直接取材はせず)で信用できない団体であるように印象づけ、
「およそ馬鹿げた話である。
人体に害をなすほどの量のプルトニウムが、
南相馬で検出されることなどまずあり得ない。」と断じる。
(後段で「アマチュアの市民団体によって、それとわかるほどの量のプルトニウムが検出されるなどは、どう考えても科学的な根拠のある話ではない。」とも。)

守る会は、何種類もの測定器を使ってガンマ線だけでなくアルファ線・ベータ線の測定も試みてはいるが、きちんとした核種分析を市に要請しているのだ。
(記者会見に出たならわかっているはず)

(NHKの過去の番組や学者等のコメントのあたりは省略する)

そして、こうのたまうのだ。
「さて、こうした事実を踏まえると、 (???)
「黒い物質」の存在をことさら強調した、
「報道ステーション」の背景にあった事情がみえてくる。」

「記者会見を行った一人が、「報道ステーション」に出演していた市議で」
「「守る会」とこの市議は、南相馬市から子供たちを全員避難させるべきだと主張し、
27日から除染を終えた市内の学校で授業が再開されるのに反対を唱えていることで知られ」
「去年採取した土壌の汚染を20日になって発表したのは、学校再開のタイミングを狙ったものと勘ぐることも可能だ。」
(これが仮にも報道に携わる者なのか!!!)

「プルトニウムなどを持ち出して、
「子供を避難させない親」を脅かすのは全くの倒錯であり、
はっきり言ってしまえば、悪質なデマだ。」
(守る会の主張は正確に伝えず、独断と偏見で作り上げたイメージ。こちらの方がデマではないのか?)

「そして、「報道ステーション」は、
この人たちの主張に乗って、
新しくもない話をセンセーショナルに報道した。」
と言うのだが。

最後の段落では、
「ぼくはこの文章の冒頭に
23日放送の「報道ステーション」には、
「事実の取り違え、ないしは不正確な表現がある」と書いた。
神戸大学で108万ベクレル/kgが検出されたのは、
実は「黒い物質」ではない。
(以下略)」
などと言うのだが、このディレクターの方こそまったくの事実誤認。
「黒い物質」はそこかしこにあるのですよ。検査に出した「物質」の場所は片づけられている。

《南相馬市 大山こういちのブログ》の記事も見ていただけば、「デマ」はどちらなのか、おわかりいただけるでしょう。
NHKの的外れな動き  ≪執筆済≫》(2012-02-26 23:33)
さすがNHKスケールが違う!》(2012-02-28 03:20)


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福島原発」カテゴリの記事

コメント

…何を伝えたいのかさっぱりわからん。

・黒い物質はことさら高線量ではない、ただの藻類(カリウム誤認でセシウムを蓄積する性質はあると思われるが、それは動植物全部に言えること)

・高いベクレルが検出されたのも、黒い物質からでは無い、駐車場に溜まった土埃表土類から(アルカリ金属のセシウムが、藻類より粘土と結びつくのは当たり前)

水掛け論の痴話げんかを、コメント欄でやれないのでこっちへ出張してきて、で?

ケンカやりたいのはわかるけど、それじゃほかの公害訴訟沙汰や、国賠訴訟沙汰、利権誘致の賛成反対闘争と

おなじ「永久不毛」ですよ、永久にケンカだけ。


現状、どちらか片方を「勝訴」とみなすようなデータは「まだ」出てないんだから、検査中・調査中なんだから。

まだ進行中なのに、大声を出してケンカをするのは、どういう立場の人なんでしょう。無駄だとわかってるし、自分たちが悪印象を受ける『逆効果』ともわかってるのに。

裁判の審理期間中は、他に無駄な争いは避けますよね普通。同じことです。
人様に自分のブログまで読みに来てもらうなら、もっとちゃんとした理由があるときに、ちゃんとしたことを書きましょう。

つまり、世間様に、ご理解をいただき、広めていくという、「常識人」の行い。

投稿: | 2012年3月 2日 (金) 02時44分

言っておくが私は、全国各地の土壌汚染セシウムを計測して回ってるアマチュアだ。場数をこなし、知識も経験も重ねている。話す相手は原発につとめる有資格者や、関連分野の学者らだ。

場数をこなせば、見るべき要点がわかってくるが

黒い物質騒ぎをやってるのは、明らかに無知な素人ばかりだ。要点がわかってないのに、口ばかり動かしている。田舎らしい風景ではある。

そのままでは、誰も南相馬を相手にしなくなるぞ、それでは政府側・原子力利権側の思うつぼだ。

街角でなんか怒鳴ってる左翼っぽい変な人、変な集団を、むしろ怖がって普通の人たちは逃げてしまう。キワモノ扱いされるほど、ムキになってもっと大きな声を出して…悪循環。でもプロ左翼はその方が儲かる。一般人だけ振り回される。

消えない夜さんもぽつりとつぶやいていたよね。「振り回されている、疲れた…」と。

投稿: | 2012年3月 2日 (金) 02時48分

何を伝えたいのかさっぱりわからんコメントですね。

「黒い物質はことさら高線量ではない」とか、「高いベクレルが検出されたのも、黒い物質からでは無い」とか、事実に反する勝手なことを言うのはおやめください。

この記事は、NHKディレクターさんの記事に対する批判であって、あちらの記事のコメントの応酬に関わり合うつもりは毛頭ありません。

投稿: 住人 | 2012年3月 3日 (土) 00時36分

初めておじゃまします。
量の少ない(ガンマ線核種の)物質をBq/kgで取り上げることが正確性を欠く事(≒デマ)になっているのではないですか。100万Bq/kgが大量にあれば危険です。しかし、「ガンマ線核種で高濃度でも量が少ない」や「除去しても空間線量が変わらない」ということであれば、大騒ぎする理由がわかりません。除洗すべき対象であることには違いありませんが。

土(コンクリートやアスファルトや)にセシウムが吸着されるのは昨年から報道さていたことで、除洗を行っている人たちの中では常識ではないのですか。高濃度の物が出てくるであろう事は、想定されたことで、粛々と除洗を進めていただきたいです。

Bq/kgの高い埃を吸引したら確かにリスクは増え増しますが(ゼロではない)、アルファ線核種と、ガンマ線核種とでは実際のリスクがまったく違ってきます。
人の体の中には常時、カリウムでおおよそ4000Bqがすでにあります。黒い物が400万Bq/kgのセシウムとすると、砂を1g(も)吸いこむとカリウムと合計して8000bqが体内にあることになります。これを大きな影響とみるか、小さい影響と見るかは人それぞれですが、私は小さいと考えます。黒い物質を避けるに越したことはありませんが、食生活等に気をつける方が、健康の質への影響は大きいと考えます。このことから、黒い物質が全国ニュースでなぞの物質として取り上げられるのは、生活している人の精神的負担を増やすデマと思います。

投稿: 新井 | 2012年3月26日 (月) 02時12分

新井様、コメントありがとうございました。
量が少ないとおっしゃっていますが、何をもってそう言えるのでしょう?各地で見つかっているというのに。
100万Bq/kgが、土(コンクリートやアスファルトや)にセシウムが吸着される“常識の範囲”なのでしょうか?
(自然界に)すでにあるカリウムと単純に合算していいのでしょうか?
「私は(影響は)小さいと考えます。」とのことですが、論拠が明確ではありませんし、その立場から「取り上げるのはデマ」とされるのは疑問を禁じえません。

投稿: 住人 | 2012年3月26日 (月) 20時26分

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