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2012年2月22日 (水)

“南相馬の黒い物質”の報道

20日に記者会見があって、メディアはどう報道するか注目していましたが…。

共同通信はこう伝えています。《http://www.kyodonews.jp/feature/news05/2012/02/post-4807.html
(以下引用)
☆南相馬市で「108万ベクレル」 市民団体、土壌を測定
 福島県南相馬市の市民団体「フクシマの命と未来を放射能から守る会」が20日、南相馬市で記者会見し、市内の旧緊急時避難準備区域(昨年9月解除)だった駐車場の土壌を測定した結果、最大で1キログラム当たり約108万ベクレルの高濃度の放射性セシウムを検出したと発表した。
 東京電力福島第1原発事故で南相馬市には局地的に放射線量が高い「ホットスポット」が点在しており、団体は「放射能の危険が足元に迫っている。早急に状況を把握すべき緊急事態だ」と指摘している。
 団体は、神戸大の山内知也教授(放射線計測学)に依頼し昨年12月21日、南相馬市原町区の駐車場1カ所で採取した土壌を測定。山内教授の報告では、土壌に含まれていた枯れた植物が集まったことによって、濃縮が進んだ可能性があると指摘している。
 報告書で山内教授は「高いレベルの汚染で、周辺に人を住まわせてよいとは到底考えられない」としている。
(写真) 福島県南相馬市の駐車場で採取された土壌の上で、毎時247マイクロシーベルトを示す線量計=20日午前、南相馬市
(引用終り)

「産経ニュース」の記事《http://sankei.jp.msn.com/life/news/120220/trd12022014370016-n1.htm》は全く同じですから、共同から配信を受けたものでしょう。

共同通信の記事でも「47NEWS」では、「山内教授の報告では」以下がカットされてしまっています。《http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012022001001450.html
共同から配信を受ける地方紙のいくつかも(「東京新聞」も)カット版。

地元紙「福島民報」は21日朝刊で、(ネットでは提供していないよう)
(以下引用)
☆南相馬市議と団体 高濃度汚染土を発見 市調査「少量、異常値なし」
 1キロ当たり約100万ベクレルの高濃度汚染土が南相馬市内各所にあると今月十六日、市に通報があった。
 通報した大山弘一市議と「フクシマの命と未来を放射能から守る会」は二十日、高濃度汚染土壌の核種検査結果の公表などを求める要望書を市に提出した。同会が神戸大の山内知也教授(放射線計測学)に依頼して昨年十二月、原町区の駐車場1カ所で土壌を採取して測定した結果、1キロ当たり約100万ベクレルの放射性セシウムが検出されたことも明らかにした。
 市は現地調査を経て二十日に記者会見し、「量が少なく、ダストサンプリング測定でも異常値は報告されていない。除染計画に沿って、面を優先した除染をスタートさせる」との対応策を明らかにした。
 汚染土壌は原町区北長野にある市営住宅駐車場内の排水溝付近で採取した。市の調査では、放射性セシウムは1キロ当たり71万8000ベクレルで、空間線量は高さ1メートルで毎時1・29マイクロシーベルト、1センチで毎時8・70マイクロシーベルトだった。児玉龍彦東京大アイソトープ総合センター長、内藤真新潟大アイソトープ総合センター長らは「微量で、空間線量に大きな影響を与えないが、不安を取り除くため除染が必要」との見解を示した。
(引用終り)

守る会の記者会見の内容はほとんど伝えず、市の見解を全面に。学者のコメントをつけて客観を装っているけれど…。
放射性同位元素並の“物質”が各所に(通学路にも)あるのですよ。問題は「空間線量」ではなくて、住民が、子供たちが「吸い込んでしまう危険」なのに。

同じく地元紙の「福島民友」は、《http://www.minyu-net.com/news/news/0221/news7.html
(以下引用)
☆市民団体が南相馬の土壌で108万ベクレル計測
 南相馬市は20日、市民団体から高レベルの放射能汚染土壌が同市原町区で見つかったとの報告を受けて実施した調査結果を公表、「放射線レベルは高いものの、量は少なく影響は少ない」とする見解を示し、市民に内部被ばくへの注意を呼び掛け、除染の計画的実施方針を示した。
 報告は山内和也神戸大教授が、同市の市民団体「フクシマの命と未来を放射能から守る会」(小武海三郎代表世話人)が昨年12月に同市原町区北長野の市営住宅駐車場の側溝付近から採取した土壌を調査した結果で、放射性セシウムが1キロ当たり約108万ベクレル計測されたとしている。
(引用終り)

地元紙だというのに、やる気が感じられません。

朝日新聞の福島版は《http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001202200006
(以下引用)
●南相馬市内で「高放射線量」/市民団体が市に調査申し入れ
 南相馬市の市民団体「フクシマの命と未来を放射能から守る会」(小武海三郎代表世話人)は20日、市内に「高い放射線量の物質が散らばっている」として、早期の徹底調査と結果の公表を桜井勝延市長に求めた。
 守る会によると、昨年12月、同市内のコンクリート製駐車場から土壌100グラムを採取、神戸大に分析を依頼した。その結果、1キロ当たり換算で、100万ベクレルを超える放射性セシウムを検出したという。また、土壌は「α線、β線も高い」として、核種検査も求めた。
 指摘を受けた市は、同じ場所で採取した土壌を測定し、1キロ換算で71万8000ベクレルの放射性セシウムを確認した。地上1センチの放射線量は1時間当たり8.7マイクロシーベルト、1メートルでは同1.29マイクロシーベルトだった。採取場所は雨水排水溝近くだった。
 市は「薄く堆積(たいせき)しているので、空間線量に大きな影響を与えることはないと考える。堆積物に触れないことが重要だ」としている。
 東大アイソトープ総合センター長の児玉龍彦教授は「雨水がたまりやすい場所など高い線量を示す場所がある。市民の不安を取り除くため、除染の推進が求められる」とコメントした。
(引用終り)

ここでも登場の児玉先生、“御用学者”の仲間入りをされたのですかね。

メディアの報道に期待はもっていなかったものの、あまりにひどい。
感覚は麻痺、“使命感”などあるわけもないが、“問題意識”すらない。


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