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2012年4月16日 (月)

会津の漆を育てる

「NPO法人はるなか」の漆部会は、会津の代表的な伝統工芸である会津漆器を会津の漆(うるし)でと、漆の木を植え育てる活動をしています。(私も5年前から参加)
多くの方々のご協力をいただいて、植栽地も喜多方市と会津若松市に5ヵ所を数えるまでになりました。

今年度の植栽地での活動のスタートは、5つの漆植栽地すべてをまわるツアー(巡視)でした。
昨4月15日(日)、午前9時に会津ドーム駐車場に集合し、まずは御山(おやま)植栽地へ。
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会津若松市南部のこのあたりは「みしらず柿」で有名なところ。植栽地の周囲も柿やリンゴの畑が広がっています。
ここは数十年前に所有者の先代が漆の木を植栽され、漆部会メンバーである谷口氏がかつて漆掻きをされた場所で、ヒコバエから育った木も生かしながら植栽を進めていく計画です。(昨年お借りできることになった)

次は青木山の植栽地。
Syokusaiti1204b
2007年から伐採・整地を進め、2008年11月に漆苗木を60本植えました。
近くには「はるなか」の桜植栽地もあり、市街地を見下ろしながら花見も楽しめます。

次なる東田面(たづら)植栽地は、会津若松市でも市街地とは背炙山で隔てられた猪苗代湖に面する湊地区にあります。2010年にお借りできることになり、11月に漆苗木を105本植えました。
ここで楽しく昼食を。
Syokusaiti1204c
湊地区は標高が500m以上あり、植栽地には雪が残っていました。

このあとは喜多方市の川前へ。喜多方市慶徳町と同山都町の境界あたりです。
はるなか漆部会が最初に植栽に取り組んだのが川前第1植栽地。2005年秋から伐採作業を進め、2006年4月30日に初めての植樹を100本、次いで11月に200本植えました。今では高さ数メートル、太さ十センチ前後にまで成長してきています。
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咲き初めのカタクリの花が出迎えてくれました。

最後の川前第2植栽地は、第1から山都方面へ1kmほどの県道沿いにあります。
2008年秋から伐採を始め、2009年11月に110本植えました。
Syokusaiti1204e
こちらでも所々にカタクリの花が。

5つの植栽地をまわって漆の木々たち(芽はまだ固い状態)と再会。
小さい苗木では雪で折れてしまったものも多くありました。脇から別の枝を伸ばしてくる場合もありますが、補植も必要になるでしょう。
5月からは下草刈り等の作業がはじまります。
漆の樹液が採れるまでは15~20年という息の長い活動です。私などは生きているかどうか分かりませんが、今回も参加してくれた会津漆器技術後継者訓練校の生徒さんたちや、訓練校卒業生そのほかの、会津の漆にかかわる若い方々に引き継いでいけたらと思います。

5つの植栽地で放射線量の測定もしました。
Syokusaiti1204f
地上1cm、50cm、1mで測りましたが、最高でも0.185μSv/hと、大きく問題になる値ではありませんでした。作業時は埃を吸い込まないようマスクをするなどの対策をとれば大丈夫と思われます。

「楽しく、真剣に」がモットーの「はるなか漆部会」の活動。興味をもっていただけたら、参加してみてください。

《関連記事》
NPO法人「はるなか」に入会します」(2007年4月20日)
百本の漆の木が」(2009年11月16日)
成長が楽しみ」(2010年5月23日)
「漆の芸術祭」へ滑り込み」(2011年9月30日)

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